2021年春季杉並区空手道大会

 ひと月ほど前の話しになりますが、春季杉並区大会が無事に開催されました。会場は荻窪体育館。

今回は、事前アンケートを実施して出場希望者人数を調査するなど、かなり以前から企画を練って開催に辿り着きました。 

 

 今大会では、参加上限人数の設定や種目ごとの入れ替え制を実施しました。常時換気と施設の適宜消毒など大会自体の規模は小さくとも運営側の仕事量は膨大でした。今回は、一度とまってしまった大会を安全に再開させる最初の一歩であり、秋以降の大会開催に向けた布石という意義もありましたので、そういった特殊性を覚悟した上での開催だったわけですが、これが無事に開催できたことは、審判団と係員の皆さまの力強いご協力があったからだと思います。ありがとうございましたm_ _m

 既に一年以上にとなるコロナの影響下で、あらゆる物事が消極的判断を迫られるようになっています。それが懸命な判断であるとされることが多いわけですが、私個人の想いは一年前からあまり変わっていません。つまり、自粛の中にこそ積極性が必要だ。ということです。

 

 若者が外にでることを批判する意見をよく見かけますが、私はむしろ、自粛自粛で若者たちが無気力になっていくことの方が遥かに恐ろしいのです。(街中でどんちゃん騒ぎをしているようなのは別)

 

学校に通う中学生、高校生たちから部活動を取り上げてほしくありませんし、大学生の対面授業も積極的に再開して欲しいと思っています。また、私は教育基本法第一条にある『学校』という存在に限界を感じていますし、ホームスクーリングの意義を強く支持する立場ではありますが、家庭以外の活きる場として学校や学童、児童館などの意義は絶大だと思います。

安心して充電できる場所

積極的に活動できる場所

子どもたちの心身ともの成長を考えれば、この二つが重要であることに間違いないと思います。

そしてそれは、私たち地域スポーツに従事する者が貢献できる分野なのです。

そのような想いを土台に春季杉並大会の開催を企画した経緯があったのでした。

 今回の大会開催の是非については、いつか事態が落ち着いてからすれば良いと思いますが、現時点で企画運営した私としては後悔はしていません。もちろん、次につなげるための反省点はありますので、真摯に向き合っていきたいと思います。

 

引き続き、選手たち一人ひとりの心身ともの健康が守られ、恵を感じられる日常となりますように。

 

 

書状、盾は後日渡しとなりました。ぜひ写真をご提供ください。