稽古雑感2025-7月その5【情報を聴覚で捉える】

2025年7月12日、空手を始めたばかりの子どもたちが頑張っています。まだ空手の右も左も分からない状態ですが、周りの仲間たちを見よう見まねで学んでいます。えらい、がんばって!!

 

 さて、「見よう見まね」は「情報を視覚で捉える」と言い換えることができると思います。これは、初期の学びの段階から子どもたちが自然体でできることです。それはとても有効、重要な学びの方法です。一方、「情報を聴覚と言語で捉える」ということが子どもたちは苦手で、指導やアドバイスを音として聴き取ることはできるのですが、情報として捉えることがなかなかできないのです。子どもたちの多くは、「人の話しをきいていない」のではなく、「情報として捉えられていない」のだと思います。

 

  この能力を伸ばすのには、作文、音読、読み聞かせ 等がとても役にたつと思います。道場では一部の生徒が稽古や大会のレポートを道場に提出していますが、狙いの一つはそこにあります。

 

 生徒たちがいつか空手を辞めた後、役に立つ能力を育ててあげたいと願っています。