初級クラスから中級クラスへ進級するための実技的な基準は、
・空手道歴一年以上
・級位6級程度
実際には稽古の出席回数や試合や合宿経験なども含めて総合的に判断することになります。
中級クラスの選手層は幅広く、中級に上がったばかりの緑帯、中級クラス二年目の紫帯、その後の上級クラスに続けて参加する茶帯以上の選手たちが集まります。
初級クラスともっとも雰囲気が違うことは、見取り稽古をする時間があることでしょう。
概ね2~3つのレベル別グループを作り、下の者は上の者を観て学びます。上の者は下の者を観てアドバイスをします。いつのまにか後輩も先輩も皆が真剣な眼となっていきます。(休憩中はこどもらしい笑顔も)この流れの中では、指導者の存在価値は希薄かもしれません。この流れを作るまでが指導者の重要な役割なのかもしれません。
道場。学校でも家庭でもない、その延長線上にも無い、独特な成長ロジックがあるのかもしれません。