2023年5月20日（土）
道場長は、部活動のオフ期間を除いて毎月一回程度のペースで母校空手道部にお邪魔していますが、今回もスケジュールの合間をぬって国際武道大学（以下、武大）へ出稽古へ行ってきました。5月は何かと忙しく、道場長の日曜日は全滅。これが6月中頃まで続きます…。
武大空手道部は、この10年で関東屈指の強豪校へと成長しました。その歩みは荒川尊祐先生、藤本寿樹先生という二人の監督を中心に進んできたもので、私もチャンプ社員の頃から10年余りを見守ってまいりました。また、年々レベルが上がっていく選手たちをこの身をもって直に感じています。正直なところ私では歯が立たない選手も沢山います。だからこそ40代の道場長にとっては貴重な機会です。
彼らと拳を交えるとなれば、先輩として負けるわけにはいきません。ただ、負けることよりも恥ずかしいのは、若者たちを前にしてオッサンが頑張らないことだと思うのです。全力を出し切らないことだと思うのです。たしかに、手を抜いて負けるなら「本気だしてないから」と言い訳ができるのですが、そのようにして自分のつまらないプライドを守ったところで私の技は成長しません。その逆、言い訳ができないくらい真剣に稽古をして、若者にスピードで劣ること、センスで劣ることを悔しがりながら認めることができれば、私は正々堂々と前を向けるようになるのです。そういう姿を後輩たちに見せておきたいと思っています。
いつも貴重な時間を与えてくれる先輩方、後輩たちに改めて感謝します。
