2023年、3月27日~4月1日
御嶽山にて恒例の春季強化合宿を行いました。
北辰会様や鷺宮剛柔様など、日頃から親交のある団体様からゲスト選手も参加して賑やかな5泊6日となりました。
夏季に行われる「全体合宿」は、配膳、食事、洗濯、寝具の準備から片づけなど、仲間たちとともに「生活を学ぶ」ことを重視したものです。一方、強化合宿は、競技力向上とフィジカルの強化を目的とした競技特化型合宿です。
とはいえ、仲間と過ごす楽しい時間であることに変わりはないようで、どんなにしんどい練習を毎日していても、合宿所には笑顔が絶えません。
合宿は青梅市御嶽山の山頂付近で行っていますが、合宿中は毎朝、歩いて下山します。下山してトイレ休憩を終えるとすぐに再び頂上を目指して登山が始まります。
この途中、時々ですがネイチャーな仲間との出会いがあります。今回は数年ぶりのニホンカモシカとの再会。4メートルくらいのところまで近づけました。
合宿中の稽古メニューは、半日が屋外トレーニング、もう半日はマットの上で実戦的な稽古になることがほとんどです。
山頂付近は勾配のきつい坂がありますので、下半身強化にはもってこいな感じ。
御嶽山で空手の合宿をご希望の方はこちらから。ご紹介いたします。
今回の春合宿、クライマックスは中学三年生の引退式だったと思います。合宿中、笑顔の代わりに涙があったのは、この瞬間だけでした。
三人の中学生は、揃って高校空手へ進学することとなり、この強化合宿で道場稽古は一区切りです。
聖基館は君たちの出身道場、いわば実家のようなもの。いつでも帰ってきてください。その時は後輩指導をよろしく。
引退式は、3名の先輩たち VS 18名の仲間たち(5名のゲスト選手含む)の団体戦。
いかに先輩たちを苦しめるか。
いかに体力を削るか。
今日ばかりは、無礼講。
団体戦を終えて、フラフラになった中三生に新キャプテンと池谷コーチからの送辞。あちらこちらから、すすり泣きと嗚咽が聞こえます。
送辞に続いて旅立つ3名からの答辞。
後輩たちの涙がエスカレート。
記念品のタオルと寄せ書き写真を贈呈。
こうして三人の先輩たちは旅立ったのでした。
引き続き、皆様の熱い応援をお願い致します。
・酒井杏(三期生)→日大鶴ケ丘高校空手道部
・清水逸平(四期生)→世田谷学園高校空手道部
・田村成緒(一期生)→世田谷学園高校空手道部
・聖基館 新キャプテン 田村律(四期)