こんな時だからこそ、更新していこう♯21

道場のお休みを頂いて山へ登っている。

青梅市は御嶽山。

 

 春以降の合宿についてのスケジュールと自分の稽古が目的だ。今度の都強化選手選考会を受けるつもりで調整に来たわけだが、春季杉並大会と日程が重なってしまったので断念する他ない。私は春季杉並大会に出場はしないが、大会運営側として今回ばかりは欠席できないだろう。

 

そういうわけで、組手の稽古はほどほどに自分の課題形“二十四歩”の稽古が中心となった。10年ぶりくらいに移動基本も真面目にやってみたが散々であった。

 御嶽山の頂上付近、ふれあいセンターは超穴場だ。御嶽山そのものが空手の稽古をするのに最高だと思う。夏は涼しく熱中症などなろうはずがないし、体育館は年季が入っているが十分すぎる広さである。おまけにマットが一面分ほどある。かつて道場の合宿場を探すために色々と巡ったが、距離、価格、稽古環境など、どれをとっても御嶽山が最適だろう。

 

 合宿中は朝6時に下山し、下りたらコーヒーの一杯でも飲んですぐ登る。南さんのところから往復二時間。もうこれだけで朝から体力を消耗するが、朝ごはんを頂いて少し寝れば午後からの稽古に備えられる。

 

ACLの手術を二度もしている私には下半身強化が必須。そういった意味でも山での稽古は素敵すぎる。

“南さん”は、いつもお世話になっている南山荘のこと。冬場に来ると白菜の漬物とタクアンを出してくれる。おみやげに持たせてくれたりもする。これが死ぬほど美味である。美味といえば、私の好物、厚揚げが夕飯に出てきて超うまかった。バレンタイン的なものまでもらってしまった。デブでおっさなのに申し訳ない。

 

いつの間にか宿の床が張り替えられていて綺麗。若女将の肌のようだった。

ふれあいセンターには見慣れぬポスター。

描かれている動物たちが全部可愛い。

ロバだけ労働を強いられているのが一瞬哀れに見えたが、彼は彼でこの仕事に生きがいを見出しているのかもしれない。そう思うことにした。

 

しかし一つだけ言わせてほしい。

変なやつが一匹いる。

こいつはいったい何だ。

 

ポスターの中心にどかっと座って、その体を支えるにはしては細すぎる足を野原に放り出している、こいつはいったい何なんだ。

 

人、ロバ、

鳥、羊、

豚、魚(陸地にこいつも変だ)、

ウサギ、犬、

猫、蛇。

そして、こいつはなんだ。

コジコジか、たらこキューピーの親戚だろうか。

朝早く南さんのところを出発して下山。

途中で大きな霜を見つけた。

手のひらに収まらない。

一番大きなもので20センチは超すだろう。

そのまま手のひらに乗せると一瞬で溶けてしまう。

綺麗で可愛くて。

 

 

再び登り、ビジターセンターで水を飲もうと寄った。水飲み場が大自然と見事に融合していた。

なんかわからないが、結局水は飲まなかった。

 

 

 

 

明日土曜、杉並へ帰る。

メールが溜まっていると思う。帰ったらまずはそれをさばこう。

返信待ちの方がいたらすみません。もう少しだけ待っていてください。