平成28年度秋季杉並区大会

聖基館 過去最多29表彰

平成28年10月23日(日)、日大鶴ケ丘高校体育館において第42回杉並区空手道競技大会が盛会に開催された。当会からは45名の選手がエントリー。全表彰枠の約1/4である過去最多29表彰を受ける大活躍となった。


阪田優人 選手
阪田優人 選手

『選手レベルが上がっている』

今大会に関わった指導者陣の多くがそう思ったに違いない。阪田選手を初め、圧倒的な力の差を誇示して勝利した選手が数名、獲得表彰数も昨秋大会と比較して10増であるが、当会の選手達は確実に苦戦を強いられた。

 

 初めて杉並区大会に選手達をエントリーした昨年春大会と比較して杉並区全体の空手熱が上がっていることは間違いないだろう。選手たちのレベルアップもそれに関連したものだと考えられる。

 

地元杉並の空手文化が益々発展し、『東京都言えば杉並区』と空手界で言われることを夢見る今日この頃である。

 

柳原英典 選手
柳原英典 選手

 今大会、多くの子ども選手たちが善戦する中、負けじと奮闘するシニアなど大人選手勢の活躍があったことはあまり知られていない。

 

  初めての勝利を得た柳原英典選手はシニア男子組手の部に出場。得意の刻み突きで得点を重ねて見事三位入賞を果たした。一般部の仲間である松本泰夫選手 も入賞。段外(有級)の部ではコツコツと努力を重ねてきた川下耕平選手が高校生や大学生の選手を相手に一歩も下がらない気持ちのこもった組手で優勝を手にす るなど11月の東京都シニアオープンや来春の区大会に向けて幸先の良い結果となった。

田村成緒 選手
田村成緒 選手

 今大会で形組手の両種目四連覇となった田村成緒選手は、大会直前の最終調整時期に体調を崩して稽古を休んでいた。病み上がりの大会当日、20分ほどのスピード調整を行うも本来の動きは当然取り戻せない。勝利の喜びを味わうと共に実力を十分に発揮できなかったことに監督としての責任を感じる。

 

 来年の東京都小学生大会、関東大会、全少に向けて今夏から稽古を始めた観空小を試験的に演武することが今大会参加目的の一つ。得られた課題に取り組むために更なる努力を期待したい。

 大会のたびブログに記載することではあるが、大会参加は稽古の一環だと考える。日々の稽古の中で研鑽する技術と意識なくして大会参加の意義は少ない。

 

 空手道競技では、安全に十分な配慮をした大会進行やルールがあり、攻撃には相手を負傷させないためのコントロール性が求められるなど、怪我は他のスポーツと比較しても圧倒的に少ないと言える。しかし、我々の行っているこの競技は、どんなにスポーツ化が進んでも武道が元であり、本質的には闘いの競技である。目の前にいる相手が強く握った拳で突いてくるし、腹部めがけて蹴ってくる。ローカルなお祭り大会と思わず貴重な稽古体験の場と考える。

 

 今年度の秋季大会自体は終了したが、選手たちにとっては新たな課題を得て歩みだすリスタートである。気を抜くことなく努力の継続を期待したい。

金10個、銀1個、銅10個、敢闘8個。


 最後となりましたが、係り員のお手伝いを頂いたご父兄の皆様、子ども達のサポートを頂いた全てのご父兄の皆様、審判協力を頂きました全ての先生方、全ての関係者、団体様に心より感謝いたします。ありがとうございました。

 

 予てからご協力をお願いしておりました道場旗募金は、大会当日を受付締め切りとし、合計30,560円が集まりましたことをご報告させて頂きます。皆さまからの暖かいご支援、心より感謝いたします。また、当日お手伝い頂きました酒井さん、ご協力ありがとうございました。

 

 大会写真は補正処理など準備が整い次第サイト上に掲載致しますので今しばらくお待ちください。試合動画など収集しております。映像を撮影されているご父兄の皆様からのご協力をお願い致します。

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