国立大会&東京都小学生大会

国立大会

 5月15日(日)、第22回国立市オープン空手道選手権大会が国立総合体育館で行われ、杉聖から19名の選手が出場しました。

年々と選手レベルが上がっている国立オープン。うちの選手達もなかなか勝てなくなってきましたが、一生懸命戦う姿に大人は心打たれるのでした。

大会結果 形

ベスト4以上記載。

 

【小学二年生男子】

・ベスト4 古田結真

 

【小学三年生男子】

・優勝   田村成緒

 

【小学四年生男子】

・ベスト4 柳原大輝

 

【高校・一般有段男女】

・ベスト4 西村悦美

 

 

大会結果 組手

ベスト4以上記載。

 

【小学一・二年生女子】

・第三位  田代花音

 

【小学二年生男子】

・準優勝  髙橋慶

・ベスト4 古田結真

 

【小学四年生男子】

・第三位  柳原大輝

 

【中学一年生男子】

・準優勝  阪田優人

 

【高校・一般女子】

・優勝   西村悦美

感想

 10年前、佐伯先生の道場で開催していた国立市大会に想いを馳せる今日この頃。初めて杉聖の選手が参加したのは二年前だったかと思います。あのころは当会の選手も少なく子どもで出場した選手はいませんでしたが(柳原家が応援に来てくれたことを覚えています)今年は20名ほどの選手がエントリーして一生懸命頑張りました。

 

 大会後に稽古をするのは当会の特色の一つでしょう。今回も稽古場所を都合よく与えて頂けたのでキッチリやりました。やっぱり試合後の稽古は大事。試合カンが頭に残っているうちに復讐するのは凄く良いと思います。試合後の稽古はこれからもできる限り続けていこうと思いますので、積極的にご参加ください。

 

 大会や試合は、言われて出場するより自ら出場した方が実際に得るものが大きいと思います。また、一年の流れ(この時期にあの大会がある。というような)を把握して日常の稽古に励むことが大事でしょう。

今回、良い結果を出せた人も出せなかった人も次の国立大会をしっかりと意識して一年を過ごせればと願っています。



東京都小学生大会(全少・関少予選)

 5月22日(日)、東京武道館で第30回東京都小学生空手道選手権大会が行われ、延べ2000名を超える各区郡市代表選手が全少出場権を賭けて熱い戦いを繰り広げた。

 

 長いながい一日を選手のサポートに回ってくれた父兄の皆様ありがとうございました。特に座席確保のために最前列に並んでくれたお父様方、本当にお疲れさまでした。応援に来てくれた阪田家、選手もきっと心強かったと思います。ありがとうございました。一日選手に付き添ってくれた西村さん、助かりました。ありがとう。

 

コート係として協力してくれた松本さん、橋場さん、桑野さん、河向さん、あなた達が居てくれたからこそ大会が開催できたのだと思います。

ありがとう。

 

ゼロから始めた当会が3年でここまでこれたのは、本当に皆様のおかげですm_ _m  主に感謝します。

大会結果

【小学二年生男子】

・古田結真 二回戦敗退

 

【小学三年生男子】

・田村成緒 第三位

 

【小学四年生男子】

・柳原大輝 一回戦敗退

 

組手

【小学二年生男子】

・古田結真 二回戦敗退

 

【小学三年生男子】

・田村成緒 二回戦敗退

 

【小学四年生男子】

・柳原大輝 一回戦敗退

 


感想 柳原大輝

 結果だけを観れば【敗戦】というたったの二文字で片付いてしまう。しかし、どんな勝利の土台も敗戦で構築されいるのも事実。大切なのは、負けた経験をそのままにするのか、糧にするのか。これに尽きる。

 

 大輝の組手は、先生方に挨拶している内に見逃してしまったことを謝りたい。大会会場ではよくあることだが、指導者として十分な任を全うできなかったと感じている。また、初戦敗退は指導者としての責任と心を締め付けられるような辛い痛みを覚える。

それでも大輝に伝えた

 

『今までの中で一番良い平安五段だった』

 

というのは紛れもない事実であり、あの時の大輝が全力を果たせたことは言うまでもない。

 

 大輝の敗戦は、近道を好まない私の指導方針に大きく左右された結果である。大器晩成を予測しているぶん、尚更遠回りをさせてしまう。だからどうか諦めないで欲しいと思う。

 

 大輝よ。私は君の何倍も負けを経験している。だから君の気持ちがよくわかる。

そしてこの先、君にとって何が大事なのかもわかっているつもり。君が今後味わうであろう辛さや喜びも想像している。

 

君は今、勝利の土台作りをしているんだ。

踏んばりどころだ。

 

 

 

 

 

 

 

感想 田村成緒

 昨年初めて都小に参加した成緒は、形・組手ともにベスト8に入賞し、今年は三年生男子形で東京都第三位となった。何はともあれおめでとう。

 

 初戦から六回戦までストレートで勝ち進み、迎えた準決勝の相手は昨年ベスト8で対戦したディフェンディングチャンピオン品川悠貴選手(一友会)だった。

 

一年前、私は品川選手に敗戦した成緒にこんなことを言った。

 

『成緒が負けたあの選手は、品川悠貴くんと言います。これからずっと彼が君のライバルになります。来年も再来年も成緒が日本一を目指すなら必ず彼と対戦することになります。彼の名前をよく覚えておきましょう。』

 

私がそういうと彼は静かにうなずいたことを覚えている。

 

あれから一年。品川選手はきっと成緒の名前を憶えていない。が、こちらは勝手に意識している。私も成緒も決してその名前を忘れることはなかった。『ついに、あの品川選手と対戦できる…』そんなことを心に想ったのは、きっと私だけはなかった思う。

 

 それまでストレートで勝ち進んだ成緒であったが、結果、準決勝戦(七回戦)では品川選手にストレートで負けた。

 

私はその結果をわかっていた。

この経験を糧に更なる努力が必要なのは明確

で、大事なのはこれからである。

 

 

 

 

 

感想 古田結真

 今年から強化選抜クラス入りをした結真。都小大会は初出場であった。そんな彼に感じて欲しかったことは、

 

自分がどんな世界に居るのか。

 

ということ。

 

 空手の世界は実に広く、深淵で、限り無いものである。都小のような技術レベルが高く規模の大きい大会に出場していくなかで自分の居る世界が決して舐められたものではないこと、むしろ、人がその青春を賭けて臨むに値するものだということを少しずつでも知ってほしいと思う。

 

結真が負けた相手は、決して天才ではないし、才能に恵まれているわけでもない。単純な話し、より真剣に、より素直に、より覚悟をもって、より沢山の練習をしてきたということである。

 

 東京のトップ選手達がどれだけの物なのかを間近で見て、また、実戦できたのだから今回はそれで充分である。この経験を得た結真が勝つことを諦めるというのは全く想像ができない。益々やる気になるであろうし、これからは少しずつでも【勝利を得るための覚悟】を持っていってほしいと願うところである。

 

 


来るところまで来ている。

私は昨年の都小大会で【全員に覚悟が足りなかった】と言いました。それは当然、私自身にも突きつけられた事実です。

あれから1年、選手やご父兄の皆様はどんな気持ちでこの日を迎えられたのでしょうか。

 

『これでお終い』となったとき自らを振り返ってみて、もしほんの少しでも後悔したり、自らの甘さを感じる部分があるならばそれが試合での1ポイント、1旗、1勝に直結しているのだと思います。

 

 都小大会は、62区郡市町村の連盟から推薦を受けた約2000名の選手が各種目上位2名という僅かな全少出場枠を掛けて熾烈な戦いを繰り広げる都内最高水準の大会です。強化クラスの目標は、この大会で優勝することであり、その先には関東大会や全少大会があります。結果を残せなくとも、そんな大会に出場するという自覚や覚悟を持って一年の稽古に励むからこそ特別に得られるものがあるのだと思います。

 

 選手にとっても親御さんにとっても余暇時間などを犠牲にすることが有るのは事実ですが、それを犠牲と思わずポジティブに捉えることができれば自ずと結果が出てくると思います。というより、それなりの実力を付けてきた強化クラスの選手達が今一歩前に進むためにはそれが必要不可欠です。選手達はもう、そういうところまで来ているのです。例えば今回、ご父兄の皆様にはご自身の座席確保をお願い致しました。(まさか先頭に並ばれるとは思っておりませんでしたので驚きました。選手のためにありがとうございました。)ご苦労を頂いたのでお気づきになったことと思いますが本気で選手を勝たせようとしているご父兄や団体は、あの時間から会場前に並んでいます。全少ともなれば開場まで24時間並んでいる人も普通にいます…。

 

あの苦行を『やって当たり前』とは、私にはとても言えませんが(あの状態は、むしろ大会運営側の課題でしょう)そういう類の努力はどうしても必要になりますし、それだけの想いをかけて出場してくる人達を相手にするわけですから、そもそも試合の前から負けているのかもしれません。

 

『やれるだけの事はやった』来年はそんな風に全員が胸を張って都小大会に臨めるよう、気持ちを新たに強化選抜クラスへ戻って来て頂けることを心から願っています。私は、本気です。

 

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