一般的な大会参加のプロセスと形態について。

杉並区審判講習会
杉並区審判講習会

 2016年も大会シーズンに入り、いよいよ忙しくなってきました。

春季杉並区大会や国立大会はもちろん、東京都選手権だけでも幼、小、中、高、一般と四種類。その他にも選考会、講習会、公認段位審査会など、毎週末がイベントで埋まっています。

これだけ多くの行事が入ってくると日程が重なることも多々あります。

では、道場やそこに通う選手達がどのようなプロセスで何の大会にどのように出場するのでしょうか。

 

今日はそんなお話しです。

メインとなる大会

まず、どこの道場にもメインに据えている大会があると思います。それはおおよそ、所属区郡市の大会であったり、所属会派の大会であったりします。こういった大会であれば要項などが配布されたり口頭で説明を受けてエントリーし、大会当日には選手と保護者、道場の責任者が同行することになります。これはどこの道場でも必ずあるパターンでしょう。

 

その他の大会

次に、メインに据えていないその他の大会参加についてです。

各道場では、道場のイベントとして参加するものとは別に関連団体や指導者の繋がりの中で大会参加のお誘いを受けることがあります。

こういった時、指導者は特に頑張っている選手を選んで『こんな大会あるけど、出場してみる?』と声を掛けたり、資料を一斉に配布したりします。また、選手やその保護者が『こんな大会があるんですけど出場しても良いですか?』と大会要項を指導者のもとに持ってきたり、『他の大会にも色々出てみたいんですけど、何か出場できる大会はありませんか?』と相談してくるパターンもよくあります。こういった場合、指導者は大会要項を確認の上、必要に応じて出場を許可し、申し込み書に署名捺印します。次いで大会実行委員会に連絡をとってご挨拶をします。

東京都ジュニア強化選手選考会
東京都ジュニア強化選手選考会

 他所の大会への出場を一切禁止している道場もありますが、年間10大会以上に選手が出場している道場の指導者の多くは、こういった場合『頑張ってきなさい』と見送るだけで大会に同行しないこともよくあります。本来ならば審判やコート係などのお手伝いにお伺いするのがスジなのですが、あらゆる空手の行事が重なる中、選手が出場する全ての試合に同行するというのは不可能なのです。

 

余談ですが、私が子どもの頃に通っていた道場の先生に『もっといろんな大会に出場したいんです。〇〇大会があるんですけど、行ってきても良いですか??』と尋ねたところ

 

『君は普段の稽古も休みがちなのに、大会に出ていったい何の意味があるんですか?』

 

 

 

 

と一蹴されたことがあります(笑)それもそうだなと反省(いがいと素直)し、それから稽古を頑張って翌年にもう一度先生にお願いして『がんばってきなさい』と言われた時はとても嬉しく思いましたし、その言葉が大会当日の活力になったことは言うまでもありません。私は本当に良い師に出会えたと思っています…。当日先生は会場にいらっしゃいませんでしたが、私には、先生から頂いたその言葉だけで十分でした。また、ああいった時に会場まで付き添ってくれた自分の親には今でも感謝をしています。親の力は偉大なり。

 

少し話しがそれてしまいましたが、とにかく大会出場というのは、誰かに言われてでなく『出場したい』という気持ちがあってこそだと思います。当会の上を目指す選手は、当然その気持ちでいると思いますし、そうでない選手にも出場できる大会はどんどん紹介していこうと思っています。自分で言うのも妙な話しですが私は、出稽古でも、大会でも、セミナーでも、選手が行きたいと言えば『よし!行ってこい!』とガンガン許可を出す希少種な指導者だと思います(笑)あとは選手の気持ちと親御さんの気持ち次第ですので是非とも頑張って頂ければと思います。

特に上を目指す選手のご父兄の皆様、皆様の積極的ご参加ご協力があってこそ選手はチャンスを得ることができるのです。

どうぞ引きつづき選手と一緒に戦って頂けるよう、よろしくお願いしますm_ _m

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