8月17日 朝
渋滞もなく、定刻通りに目的地へ到着。
程なくして昼食にありつく。
カレーライス二名、てんぷらうどん二名。
おいしく頂いた。
ホテル周りをぐるぐると探検。
栗の樹を発見し、明朝の昆虫採集を心に誓う三人。
そう 、うまくいくかな。
稽古は基本を中心に二時間あまり。
初日はあまり とばさずに やりましたとさ。
さて、就寝。
8/18 合宿二日目
朝、予定時刻に誰も起きなかった。
目覚まし時計を止めて、そのまま二度寝をする。
今日から稽古はみっちりと。
凄い運動量に、しっかりついて来るのは さすがと云うべきか。
三人それぞれに一日の中で役割を与えてみた。
・時間係り
・鍵係り
・飲み物係り
おかげで私は少しラクができている。
もちろん、逆に仕事が増えることもある。承知の上である。
たとえば昨夜、飲み物係りだった1人がスポーツ飲料の粉を溶かして容器に入れたのだが、
冷蔵庫に横倒しで収納して扉を閉めた。
当然、飲み物は全てオジャン。
『先生、飲み物冷蔵庫にしまいました!!』 の5秒後
『先生、床が濡れています!!』の追報告。
えー、そりゃそうですよ。
蓋ついてないですから。
昼休みに見つけた樹液の樹。
明日こそは昆虫を探しにいけると良いですね。
21時前に寝たのは誉めてしんぜよう。
終わり
8/19 合宿三日目
今朝もまた 予定時刻には起きられなかった三人。
昨日夜に飛来してきたココクワガタ(メス)が夜中に部屋中を飛び回っていた事を知っているのは私だけ。
朝を迎えると彼は姿を消していた。
いよいよ疲労がでてくる三日目。『さすが強化合宿、きついね…』という大輝のつぶやきを私は聞き逃さなかった。『だらだらして弱くなっていくのと、きつくても強くなっていくのどっちが良い??』なんて問いかけも。
この稽古に耐えてついてくる君達のほうこそ さすがである。
朝練1時間
午前稽古2時間
午後稽古3時間
夜の復習(ビデオ学習)1時間
計7時間の空手づけ。(これを10日もやれば覚醒間違いなし。)敵手のコントロールを課題に、徹底した間合い&タイミングの稽古が続く。それでも食事前後の休憩時間は ひと時の休息が訪れる。
この時間、真剣な眼をしていた三人はすっかり不通の男子に。
そして男子というのは、おおよその場合おバカである。
本気モードと笑顔モードの大忙しで彼らの一日いちにちは過ぎていく…。
三日目の今日も 勝手に布団をしいて21時には就寝してくれた。
一度寝てしまえば、何をしても朝まで起きてこない。何をしてもだ(笑)
体は正直。
お疲れ様でした。
終わり。
8/20 合宿四日目
いよいよ合宿最終夜を迎えた。明日は朝食をとって帰るだけであるから、事実上、今日が合宿最終日である。
これまでに流した三人の汗は、成長の証しそのものだ。
早朝から行われる坂道ダッシュと坂道中段突きは、自分が 『いつもと違う』 環境に身を置いていることを痛感させる。ポロシャツを汗で染める頃、バイキング形式の朝食時間となるが、これが思いのほか喉を通らない。
午前・午後の稽古では50回以上、試合形式の組手が行われる。夕食前後に行われるビデオ学習は、自分がどのような動きをしているのか客観的に捕らえ、復習するのに役立つ。
朝から晩まで、一日中どころか四泊五日を丸々と空手に浸かるこの時間が、どれだけ贅沢なことかを彼らがまだ知らないのは当然だが、私としては この人生に感謝する他あり得ない。
週六日の通常稽古ほか、春には強化合宿、夏には全体合宿、サークル合宿、大会販売・撮影・見学。
選手や仲間のおかげで、私は一年中空手に浸かっていられている。
私はこの3ヶ月間、東京都選手権での敗戦を忘れたことはない。次こそはきっと勝つと誓った5月24日…。一年の後半戦に突入した今、これまでのことを振り返り、改めて気持ちを引き締める意味で今回の四泊五日は大変貴重なものだった。
多少の愚痴は言っても、決して弱音を吐かない三人に敬意と感謝の念を抱かずにはいられない。最終夜、ついに説教を受けた選手も居るが、それもまた良い思いで。私は真剣に君達を全少の舞台に連れて行くつもりでいる。
君達が本気で空手に打ち込むその姿が、仲間達の刺激になります。後輩達の目標になります。この合宿で身に着けたことを存分に発揮して杉並に帰ったあとも引き続き頑張ってもらいたいと思う。
ありがとう。
※明日はサラッと更新します。